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ボブ・ボーケイと開発エンジニアが語る
日本専用設計「ボーケイ・フォージド」ウェッジの魅力

「クラフトマンシップとテクノロジーが融合した時、それまで経験したことのないエキサイティングな体験をゴルファーに提供することができる」

ボーケイ・フォージド ウェッジは、鍛造製法に大きな信頼を寄せ、かつ最新のテクノロジーにも高い関心を持つ日本のゴルファーのために開発されています。このコラムではボーケイ・フォージドはいかにして生み出されているのか? その生みの親であるボブ・ボーケイ(タイトリスト マスタークラフトマン)とウェッジ開発ディレクターのケビン・タシストロに開発のバックグラウンドについてインタビューしてみました。

■開発者にとってボーケイ・フォージドが「特別」な理由

ボブ・ボーケイ/タイトリスト マスタークラフトマン|多くのツアープレーヤーと共に現在のウェッジバリエーションの基礎を作り上げたウェッジデザインの第一人者。頭の中は常にウェッジのアイデアでいっぱい。プレーヤーと対話しながらより良いウェッジを産み出していくことが何よりも楽しいと語る。

―はじめに「ボーケイ・フォージド」が日本市場専用モデルとして開発された背景を教えてください。

ボブ:日本のゴルファーはクラシッククラブに対する造詣も深く、伝統的な鍛造製法に強いこだわりと信頼感を持っています。実は私にとってもゴルフの始まりは鍛造モデルでした。だからフィーリングが重要だという日本のゴルファーの意見にも共感できるのです。伝統的な鍛造ヘッドで得られるのは、“自信を生み出すフィーリング”だと思います。構えた瞬間、どのようなショットも打てると信じられる。日本のゴルファーはその感覚を大切にしているのだと思います。

ケビン: 確かに昔から(日本のマーケットでは)1ピースの鍛造ヘッドが好まれる傾向がありますね。その特別なこだわりに応えつつ、最新テクノロジーを採用することでウェッジパフォーマンスを最高レベルに引き上げる。まさに伝統と最新を融合させて登場したのがボーケイ・フォージドウェッジなのです。

―最新のテクノロジーとはどのあたりに採用されているのでしょうか?

ボブ:最新のすべてはヘッドの内部に隠されています。見た目は通常のウェッジのように単一な素材で作られているように見えますが、ボーケイ・フォージドは複数の金属を適材適所に配置した上で、鍛造で一体成形(1ピース)にしているのです。外からではまったくわからないと思いますが(笑)

ケビン・タシストロ/ボーケイ・ウェッジ R&Dディレクター|ボブ・ボーケイの熱意と想像力を科学的観点で支えるエンジニア

ケビン: ボーケイ・デザインSM10で検証され、確立されたロフト毎の最適重心設計を鍛造製法で精密に実現する方法として考えられたのが、タイトリスト独自のCo-Forgedテクノロジーです。手間のかかるこの特別な鍛造技術を使うことで1ピースの鍛造フィールと最新のウェッジ設計を両立することができたのです。

―鍛造にこだわるユーザーマインドに応えることは、どれほど重要なのでしょうか?

ボブ:プレーヤーそれぞれの好みやニーズに応えること、それがすべてだと思っています。プレーヤーがウェッジを手にするたびにショートゲームへの自信を深めていく。そのことを目標に、私たちは30年近くウェッジの進化と向き合ってきたのです。

ケビン: 私たちは世界中のゴルファーがより良いウェッジゲームを求めてボーケイ・デザインウェッジに辿り着き、そのパフォーマンスをスコアリングの拠り所としていることを知っています。一貫性あるスピン性能や飛距離ギャップ、コントロール性が備わっていれば、見た目やフィーリングは二の次、そういう意見もあるかもしれません。しかし、ボーケイ・フォージドは、求められるウェッジパフォーマンスのすべてを備えていると言えます。

―日本のゴルファーにとくに注目してほしいポイントはありますか?

ボブ:注目すべき点は沢山ありますね。まずボーケイ・フォージドウェッジを使えば、様々なタイプのアプローチショットがうまく打てるようになること。それは何年もかけて、改良に改良を重ねて、常に最高と言える製品を作り上げてきたからです。日本のゴルフファンはボーケイ・フォージドを信頼し、私たちもこの製品を信じている。多くのゴルファーは「ボーケイウェッジなら間違いないだろう」と言ってくれますが、今回のボーケイ・フォージドはさらにその期待に応え、よりショートゲームへの自信を深めていただける最高のウェッジになっています。

ケビン:ボーケイ・フォージドの歴代モデルと比べても間違いなく最高の完成度です。私たちが常に自問自答しているのは、「ウェッジをより良くするためにはどうすればいいか 」ということです。日本のゴルファーにこのボーケイ・フォージドを体験してもらえることを楽しみにしていますし、このウェッジに込めた最先端の技術と揺るがないクラフトマンシップをすべてのゴルファーに味わってもらいたいと願っています。

―最後にボーケイ・フォージドウェッジをひと言で表すなら?

ケビン:私はTechnical and precise(先進の技術と精密さ)だと思います。
ボブ:では、私はOur best ever(過去最高)としましょう(笑)

クラフトマンシップとテクノロジーの融合。それはウェッジ開発の現場でも起きています。ボブ・ボーケイの比類なき経験とプレーヤーとのリレーションシップとクラフトマンシップ。そして若きエンジニアから吹き込まれる新しい風、革新のテクノロジーがボーケイ・フォージドの着実な進化を支えているのです。

磨き上げられたシャープで美しいヘッドシェイプと手応えのある打音、打感。日本のプレー環境とプレースタイルを考慮して決定されたロフトとソールグラインド(バウンス)のコンビネーション。タイトリストではフィッティングスペシャリストによるウェッジフィッティングを通じ、スコアアップへと導くウェッジコンビネーションを提案。すべてのゴルファーにショートゲームの成功と大いなる自信を提供します。