ニュードライバー913(プロトタイプ)をフィッティングするロリー・マキロイに密着

ロイヤルポートラッシュ・ゴルフクラブで行われた欧州男子ツアー第26戦「アイルランドオープン」に先立って、タイトリストのツアー・テクニシャンであるマティアス・ジェルバーが、ニュードライバー913D2、913D3のヘッドとシャフトに加え、信頼している総合データ分析システム「トラックマン」(※)を携え、タイトリスト総合契約選手ロリー・マキロイ(プロV1x使用)の自宅を訪れました。
※トラックマンとは、タイトリストのツアー・テクニシャンがツアープロのフィッティングのために使用するデータ分析システムで、レーダーを使ってリアルタイムでショットを3次元分析し、その結果を正確に解析することができます。
ロリーとマティアスは、まず2つのヘッドの特徴について話し合った後、練習場に出て、様々なヘッドとシャフトの組み合わせから得た結果を分析しながら、本格的な調整に取り組みました。

「わたしたちは、ロリーの910D2を基準にして、分析することにしました。ニュードライバー913のヘッドとシャフトのいろいろな組み合わせを次々に試しながら、互いが意見を出し合ったのです。VC 7.2 X Tour Specを搭載したロフト角8.5度の913D3は、最初から感触がよくて、JP(ロリーのキャディー)が、ハイドロー、低い弾道、カットなどいろいろなショットを指示していたのですが、ロリーは、すべて快調に打てたし、トラックマンの数値もすばらしいものでした」と語るマティアス。
実際に、分析結果がとてもよかったため、ロリーはすぐに「アイルランドオープン」でニュードライバー913を導入することにしました。
ロリーは、取材に対して次のように語っています。「ニュードライバー913でテストをしたところ、トラックマンの数字がすべて、ボールがより遠くへ飛んでいることを示していた。アゲインストではスピンを抑えられたし、無風の時には15ヤードも遠くへ飛ばせたんだ。現地入りした時に、タイトリストのスタッフたちが僕のために準備をしてくれていて、すぐに913を使うことを決めたよ。前のドライバーは、もう2年くらい使っていたけど、913の方が断然、調子がよかった。自分の力以上に、ボールをうまく打てているように感じたんだ。」
最新情報:「全英オープン」後も、ロリーは引き続き新ドライバーを調整し、シャフトを三菱Diamanaプロトタイプ70Xに変えました。この組み合わせで、フィット感がアップし、タイトリスト910D2で使用していたシャフト、フジクラRombax ZV05Xにより近いしなりを実現しました。練習場でマティアスと簡単にチェックを行い、結果が最適化されたことを確認したうえで、ロリーは三菱Diamanaプロトタイプ70Xで今回の「全米プロゴルフ選手権」に臨み、そして見事にメジャータイトルを獲得しました。